有床診療所の減少に歯止めを掛けるための改善策として、入院基本料の引き上げや加算の充実が重要だとする報告書を日本医師会の委員会がまとめた。【兼松昭夫】
報告書では、病院と無床診療所の中間的な役割をカバーする有床診療所のメリットとして、24 時間体制で患者に対応できることや、規模が小さいため迅速に意思決定できることなどを挙げた。
さらに、病院と無床診療所の中間的な役割を大都市でカバーすることで不要な救急要請を防げるとして、有床診療所の意義の再考を訴えた。
有床診療所は、ピーク時の1980年ごろには全国に約3万あったが、その後は減少し、厚生労働省の調べでは2022年6月に6,000を割り込んだ。
報告書では、診療報酬が
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