日本保険薬局協会の調査によると、5,415カ所の会員薬局でのマイナ保険証の受け付け割合(2023年11月時点)の中央値は「1-3%未満」で、10%を超える薬局が2割弱にとどまった。【松村秀士】
マイナ保険証の持参を患者に確認したり、受け付け時に利用の声掛けをしたりしている会員薬局は全体の91.8%に上った。ただ、声掛け割合が50%以上の薬局は4分の1程度で、半数近くが10%と、まだまだ声掛けには消極的な薬局が多いという実態が明らかになった。
また、マイナ保険証の持参の確認や利用の声掛けの割合が高いほど、受け付け割合が高い傾向が見られた。そのため、同協会は「現場におけるより一層の啓発活動が重要」だとしている。
調査は、2023年12月18日-24年1月31日に会員薬局の管理薬剤師を対象に実施。5,415薬局から回答を得た。
■電子処方箋の受け付け回数割合0.058%
電子処方箋の受け付け体制が整っている薬局は2,874カ所(53.1%)あり、このうち
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