健康保険組合連合会の佐野雅宏副会長は15日の定時総会の情勢報告で、医療保険制度の次の見直しを巡る政府の審議会の議論が年末までに終わることを想定し、要請活動を行う考えを示した。その上で、現役世代の負担軽減を促すためのメニューを見直しに反映させることが不可欠だと強調した。【兼松昭夫】
佐野氏はまた、「給付と負担の見直しに向けた医療保険の制度改革をやってもらわないことには、(健保財政は)改善の方向には向かわない」とも述べた。
佐野氏はこの日、医療保険制度の見直しに向けた取り組みのほか、
▽健保組合の財政状況
▽マイナカードと健康保険証の一体化に向けた状況
-を報告した。
医療保険制度に関しては、次に大きな見直しが行われるのは2年後の26年度になるという見方を示し、法改正を伴う場合は政府が25年の通常国会に法案を提出・成立させる必要があると指摘した。
その上で、
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