厚生労働省は8日、一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度II」(看護必要度II)を届け出る病院の割合が、急性期一般入院料で経年的に上昇しているとするデータを中央社会保険医療協議会に示した。【兼松昭夫】
看護必要度IIの活用は現在、急性期一般入院料1を届け出ている200床以上の病院と、入院料2-5を届け出ている400床以上(いずれも許可病床ベース)の病院に義務付けられている。中医協では、活用を必須にする急性期病院の範囲を2024年度の診療報酬改定でどこまで拡大するか、検討する。
中医協が8日に開いた総会で厚労省は、看護必要度IIを届け出ている病院の割合が20-22年(いずれも7月1日現在)にどう変化したか、急性期一般入院料や入院料の届け出病床規模別に集計したデータを示した=図=。
それによると、「急性期1」全体での届け出割合は、20年(1,377病院)には4割強だったが、22年(1,396病院)に
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