福祉医療機構の「2022年度の病院の経営状況」(速報値)によると、一般病床の割合が全病床の50%を超える「一般病院」(1,312カ所)の医業利益率は前年度(1,281カ所)から1.4ポイント低下し、マイナス1.2%だった。療養病床50%超の「療養型病院」(606カ所)の医業利益率は1.9%(1.6ポイント低下)だった。【兼松昭夫】
福祉医療機構では、22年度のデータは速報値のため、機構が今後、公表する「経営分析参考指標」とは値が異なるとしている。
医業利益率は、本業の医療活動によって医療機関がどれだけ利益を確保できたかの指標。この値が高いほど本業が順調なことを意味する。
一般病院の医業利益率は20年度(マイナス1.1%)以来2年ぶりに赤字を示すマイナスの値になった。福祉医療機構によると、一般病院の医業利益率がマイナスになったことは20年度と22年度以外にないという。
22年度には、
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