光熱費の高騰や給食など委託費の上昇で病院経営が逼迫しているとして、日本医療法人協会など15団体の日本病院団体協議会は23日、2024年度の診療報酬改定で入院基本料を引き上げることなどを求める要望書(第2報)を武見敬三厚生労働相宛てに出した。【兼松昭夫】
要望書の第2報は、入院基本料の引き上げや、適切な食事療養費の設定など12項目=表=。
24年度の診療報酬改定に向けて日病協では、入院基本料の適切な引き上げなど5項目の要望書(第1報)を加藤勝信厚労相(当時)に3月に提出していて、今回は項目を大幅に増やした。
入院基本料に関しては、光熱費や物価の高騰に伴うコストの上昇に対応しながら、医療従事者の処遇改善も実現させるため、病院が算定する全ての入院基本料の大幅な引き上げを求めた。
さらに、勤務医の負担軽減・処遇改善を進めるための救急病院の体制整備を評価する「地域医療体制確保加算」の見直しや、
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