院内処方を行っている全国の医療機関計2,989カ所のうち90.2%では入手困難な医薬品があることが、日本医師会が行った緊急アンケートの結果(速報)から分かった。【兼松昭夫】
それらの医療機関が入手困難と答えた2,096品目のうち670品目(32.0%)は、日本製薬団体連合会(日薬連)が製薬会社を対象に行った8月の調査で「通常出荷」とされていた。
日医が6日に開いた記者会見で、宮川政昭常任理事は「メーカーは通常出荷をしているとしていても現場には届かない。現場の先生からお叱りを受けるが、私たちが解決できる問題ではない」などと述べた。
後発医薬品メーカーへの行政処分が相次ぐ中、新型コロナウイルスやインフルエンザの感染拡大で需要が増えるなど、
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