新型コロナウイルス関連の補助金の収入を除くと、全国の333病院の66.7%が2023年4-6月に経常収支ベースで赤字だったとする調査結果(速報)を日本医療法人協会(医法協)など3団体がまとめた。【兼松昭夫】
赤字病院の割合は前年同期比で4.8ポイント上昇した。3団体では、安定的な医療提供体制を確保するには、入院基本料の大幅な引き上げなど診療報酬による経営改善が必要だとしている。
■水道光熱費8.0%増、3団体「危機的な状態」
「医療機関経営状況調査」は、医法協のほか日本病院会、全日本病院協会に加盟する全国の計4,445病院を対象に実施し、810病院から回答があった(回答率18.2%)。経営状況は、22年4-6月と23年4-6月のデータがそろっている333病院分を集計し、調査結果の速報を15日に公表した。
それによると、
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