新型コロナウイルス感染症の診療や、患者の受け入れ体制の整備に伴うコストをカバーするため、診療報酬による適切な評価を求める意見があるとして、日本病院会は、診療報酬のコロナ特例を10月以降、段階的に見直すよう求める要望書を厚生労働省に出した。【兼松昭夫】
要望書は、新型コロナ関連の10月以降の財政支援を巡り、8月26日の役員会で上がった意見をベースにまとめた。
その中で日病は、新型コロナの感染者を個室に入院させると差額ベッド代が減免される上、新型コロナが5類感染症に移行した後もクラスター(感染集団)の発生を防ぐためのゾーニングなどが必要になるとして、感染者を診療したり、受け入れ体制を整備したりするためのコストを診療報酬などで適切に評価する必要があると指摘した。
また、
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