健康保険組合連合会の宮永俊一会長は28日の総会であいさつし、「少子・高齢社会が今までに経験したことのない厳しい時期に入ることは間違いない」との認識を示した。生産年代の人口減少と高齢者人口の急増が同時に進む上、2022年には出生数が80万人を割り込み、一層の少子化が見込まれるため。【兼松昭夫】
健保連が4月に発表した23年度予算の早期集計によると、健保組合の経常収支の赤字幅は1,380組合全体で過去最大の5,623億円となり、全組合の約8割が赤字になる見通し。
新型コロナウイルス感染症による受診控えの反動で保険給付費の増加が見込まれるほか、高齢者医療への拠出金の急増が響いたためで、宮永氏は、
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