国立大学病院長会議は、全国42の国立大学病院が平均(1病院当たり)で226医療機関に医師を派遣しているとの調査結果をまとめた。医師の時間外労働の上限が罰則付きで規制されるルールの適用に向け、派遣先での兼業・副業を含めて上限が年1,860時間に緩和される「連携B水準」の特例を、42の国立大学病院が申請する予定であることも分かった。【松村秀士】
大学病院などは、他の病院や診療所などへの医師の派遣を通じて地域医療を確保するために必要な役割を担っている。
国立大学病院長会議の調査結果によると、国立大学病院を主たる勤務先としている医師の派遣・兼業先の件数が、2022年度で計9,475件に上った。
1大学当たりの平均は226件で、最も多かったのは
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