健康保険組合連合会は20日、1,380組合全体で2023年度の経常収支が過去最大の5,623億円の赤字になるとの集計結果(概要)を発表した。後期高齢者(75歳以上)への支援金が膨らむことが特に大きく影響し、全組合の約8割が赤字になる見通し。厚生労働省内で同日に開かれた記者会見で佐野雅宏副会長は、「現役世代の負担軽減が最大の課題で、国には高齢者医療費の負担構造の改革をお願いしたい」と述べた。【松村秀士】
健保組合全体の23年度予算は、経常収入が8兆6,161億円(前年度比2.7%増)で、加入者からの保険料収入はこのうち8兆5,038億円(同2.8%増)。一方、経常支出は9兆1,784億円(同5.9%増)で、
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