医道審議会(厚生労働相の諮問機関)の看護師特定行為・研修部会は、2024年度からの新たな医療計画に盛り込まれる特定行為研修修了者の就業者数の目標設定の方法などを関係の通知で明示することを決めた。設定に当たっては、▽在宅・慢性期領域▽新興感染症などの有事対応▽看護の質の向上とタスク・シフト/シェア-のそれぞれに必要な就業者数を確保するという観点を考慮することとする。厚労省は通知を3月末ごろに出す予定。【松村秀士】
都道府県が策定する次の第8次医療計画(24-29年度)には、特定行為の指定研修機関や実習を行う協力施設の確保といった研修体制の整備に向けた具体的な計画に加え、特定行為研修を修了した看護師の就業者数の目標値が新たに記載される。
都道府県は、地域での特定行為研修などの普及状況をあらかじめ把握した上で、収集した情報を基に課題を抽出し、数値目標を決める。
■計画の進捗、1年ごとに評価
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