政府は10日、「かかりつけ医機能」の発揮を促すための制度整備などを盛り込んだ全世代型社会保障制度関連法案を閣議決定した。今国会での成立を目指す。加藤勝信厚生労働相は同日の閣議後の記者会見で、今後の医療提供体制について、「地域において『かかりつけ医機能』をしっかりと提供できる体制を構築していくことで、これからの高齢化に伴うさまざまな医療ニーズ等に対応していく体制を構築していくことが必要だ」との考えを示した。【松村秀士】
■社会保障、応能負担の必要性強調
この日に閣議決定されたのは、「全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案」(全世代型社会保障制度関連法案)。「かかりつけ医機能」の発揮を促す制度の整備に加え、
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