厚生科学審議会(厚生労働相の諮問機関)の感染症部会は23日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて議論した。現在の「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ5類へ、原則として今春に類型を変更する方向性に異論は出なかった。ただ、複数の委員から、見直した場合でも診療報酬の特例加算を継続するよう求める意見が出た。部会では、27日に開催予定の次の会合での取りまとめを目指す。【松村秀士】
厚労省はこの日、位置付けの変更を検討する上での課題として、▽患者らへの対応▽医療提供体制▽サーベイランス▽基本的な感染防止対策-などを挙げた。
このうち医療提供体制に関して、
(残り772字 / 全1055字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】