社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の医療部会は29日、「かかりつけ医機能」を巡る議論を始めた。「かかりつけ医機能」の制度を整備する政府の方針を踏まえ、具体的にどのような機能が必要なのかを明確化し、それらを後押しするための仕組みを議論する。2023年度中の具体化を目指す。結論によっては関連法の改正を伴う可能性もある。【兼松昭夫】
「かかりつけ医機能」の制度の整備は、政府が6月に閣議決定した骨太方針2022に盛り込まれ、それを受けて省内の「第8次医療計画等に関する検討会」が7月、「かかりつけ医機能」の明確化や制度の枠組みの議論を年末に向けて始めた。
ただ、「かかりつけ医機能」の制度の整備は医療計画に限らず幅広い政策や医療提供体制全体に関わるため、社保審医療部会でも議論することになった。
「かかりつけ医機能」は、高齢化と人口減少が進む40年を見据え、
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