政府の「新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議」は15日、次の感染症危機に向けた中長期的な課題を整理した報告書を取りまとめた。医療提供体制について、「次の感染症危機を考えれば、平時から関係者間の情報共有やきめ細かい調整、役割分担・連携が必須となる」との見解を示している。【新井哉】
報告書では、人口1,000人当たりの病床数が欧米と比較して多く、病床や医療従事者などの医療資源の集約が進んでいるものの、「病床百床当たりの医師・看護職員数は、欧米と比較して少なくなっている」と指摘。通常医療よりも多くの医療人材を必要とする新型コロナ医療を行うためには、医療資源を再配置する必要があるとした。
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