厚生労働省は、2022年度の診療報酬改定で新設された「感染対策向上加算」の施設基準である定期的な院内巡回について、感染制御チームの2人以上のメンバーで行うことを求めている。改定の細かな運用をQ&A形式でまとめた「疑義解釈資料」(その10)で明らかにした。【松村秀士】
同加算の施設基準では、感染防止対策部門内の感染制御チームが週1回程度、定期的に院内を巡回して感染事例を把握するとともに、院内の感染防止対策の実施状況を把握・指導することを求めている。
厚労省はこの院内巡回に関して、チームの全員で実施することが望ましいとした上で、それが難しい場合は少なくとも2人以上で行うこととした。また、必要に応じて各部署を巡回することや、それぞれの病棟を毎回巡回することも求めている。
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