厚生労働省は27日、調剤業務のうち外部委託を可能とする業務の範囲として、一包化と高齢者施設入居者への調剤とする考え方を、薬局薬剤師の対人業務の充実を検討しているワーキンググループに提案した。一包化についてはほぼ合意されたが、高齢者施設入居者への調剤では意見が割れた。また、薬局間連携のハブについては、地域連携薬局をベースにした機能強化型を提案。支持する意見が多かった。【ライター 設楽幸雄】
調剤業務のうち一定範囲の業務を外部委託することについては、政府の規制改革推進会議が同日午前にまとめた答申で、厚労省に対し、2022年度中に検討し結論を出すことを求めた。
厚労省は、午後に開催した「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」に、外部委託可能とする業務の範囲として、「その必要性、実施可能性を考慮」して、一包化と高齢者施設入居者への調剤を提案した。
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