日本医療機能評価機構はこのほど、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の「共有すべき事例」(2022年No.3)を公表した。一般用医薬品との併用は問題ないと回答した後、相互作用が判明したケースを取り上げ、「患者から一般用医薬品に関する問い合わせを受けた際は、含有するすべての成分を把握し、服用している医療用医薬品との重複や相互作用がないか確認を行う必要がある」としている。【新井哉】
「共有すべき事例」によると、ミノサイクリン塩酸塩錠を交付した患者から、片頭痛があるため市販薬のバファリンEXを服用したいが併用して問題ないかと、電話で問い合わせがあった。バファリンEXにはロキソプロフェンナトリウム水和物が含まれていることだけを確認し、患者へ併用は問題ないと回答した。
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