不妊治療で行われる顕微授精で起こり得る着床不成功や流産の発生率を下げるため、6,000倍の高倍率顕微鏡で精子を観察し、構造異常が見られない形態良好精子を選別して卵細胞質内に注入する「強拡大顕微鏡による形態良好精子の選別」(IMSI)が先進医療Aとして、27日の中央社会保険医療協議会・総会で了承された。先進医療の費用は1万円。【ライター 設楽幸雄】
通常の顕微授精(ICSI)は、4月1日からの不妊治療の保険適用の対象となっており、診療報酬は1個4,800点から10個以上1万2,800点まで4段階の点数設定となっている。
術者は、400倍の顕微鏡下で、運動性が高く、形態的に良好と思われる精子を選別して、卵に注入する。
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