厚生労働省の社会保障審議会障害者部会が18日開かれた。厚労省は、障害福祉分野のデータ基盤整備について、医療や介護を含めた保健医療福祉分野の公的データベースの情報と連結解析が行える仕組みを設けることを提案した。重症心身障害児者や精神障害者の医療と障害福祉サービスを組み合わせた利用状況の分析などを視野に入れている。【新井哉】
データに基づいた政策の企画立案が重視される中、障害福祉分野では、国が関係データについて包括的に収集・調査分析などを行う仕組みを「持ち合わせていない状況」(厚労省)である一方、介護分野では、要介護認定や介護レセプトの情報収集などについて、既に「介護保険総合データベース」として整備・運用され、データの利活用による実態把握に基づいた政策の企画立案や報酬改定が行われている。
(残り321字 / 全666字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】