厚生労働省はこのほど、医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.2版の本編案を公表した。データ自体を利用不能にするランサムウェアなどを取り上げ、バックアップデータまで被害が拡大することのないよう、「バックアップを保存する電磁的記録媒体等の種類、バックアップの周期、世代管理の方法、バックアップデータを保存した媒体を端末及びサーバ装置やネットワークから切り離して保管すること等を考慮して対策を講じることが強く求められる」としている。【新井哉】
本編案では、ガイドライン第5.1版の公表以降、「医療等分野及び医療情報システムに対するサイバー攻撃が一層、多様化・巧妙化が進み、医療機関等における診療業務に大きな影響が生じる被害も見られる」と指摘。特にランサムウェアに代表される攻撃への対策が喫緊の課題となっているとし、ランサムウェアによる攻撃への対応としてのバックアップのあり方などを示している。
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