厚生労働省は25日に開かれた「医師の働き方改革の推進に関する検討会」の作業部会に、議論のまとめ(案)を示した。この日の意見を踏まえて座長一任で修正の上、3月中に公表する予定。【齋藤栄子】
2024年度からの、勤務医に対する時間外労働時間の上限規制の適用開始に向けて、今後、それぞれの医療現場で医師の働き方改革を進めるためには、現場の勤務医に対する周知が不可欠となる。検討会の中間とりまとめ(20年12月22日)においても、効果的な情報発信・周知の方策について検討の必要性が指摘され、「勤務医に対する情報発信に関する作業部会」が25日までに5回開催された。
周知方法の検討に当たり、長時間労働を行いつつ、強い使命感を持って地域医療を支えている医師が存在することを念頭に、周知のみを目的とするのではなく、必要な医療提供体制の維持と勤務医の健康確保の、両立の議論であることを適切に発信することが重要だとしている。
議論のまとめ(案)は、▽勤務医に対する情報発信の必要性▽勤務医に対する情報発信の方法論▽今後の周知活動の方向性-を柱とする。
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