厚生労働省は16日、第72回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。全国の感染者数の減少傾向が続いても、「当面は多くの地域で軽症・中等症の医療提供体制等のひっ迫と、高齢の重症者数の増加による重症病床使用率の増加傾向も続く可能性がある」との見解を示している。【新井哉】
厚労省によると、9日時点の全国の入院者数は2万3,740人で、1週間前と比べて2,556人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は54.5%(1週間前は48.7%)で、都道府県別では、大阪(81.4%)が最も高く、以下は、奈良(77.0%)、兵庫(73.5%)、福岡(70.8%)、神奈川、石川(共に68.4%)、熊本(63.2%)、京都(60.7%)などの順だった。
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