中央社会保険医療協議会の17日の総会では、多職種チームの摂食嚥下リハビリテーションを評価する摂食嚥下支援加算の算定要件の取り扱いが論点になり、支払側が「安易な緩和」に反対した。【兼松昭夫】
この加算は、摂食嚥下障害がある患者に多職種チームが行う介入への評価。医師や歯科医師のほか、5年以上の経験があり「適切な研修」を受けた看護師、言語聴覚士、歯科衛生士ら多職種(いずれも常勤)の専任チームを配置し、摂食機能や嚥下機能の改善支援を計画に基づき行うと、摂食機能療法の診療報酬に週1回200点を上乗せできる。
摂食支援は従来、経口摂取回復促進加算で評価していたが、2020年度の診療報酬改定で、多職種チームが行う摂食嚥下支援リハビリテーションへの評価に切り替わった。
多職種チームの介入は嚥下機能の維持・改善などにつながることが確認されているが、
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