中央社会保険医療協議会・総会は22日、調剤「その2」として、かかりつけ薬剤師・薬局の推進など対人業務の評価について議論した。薬剤服用歴管理指導料で、6種類以上の薬剤の場合に説明時間が長くなることを評価するとした論点に対し、複数の支払側委員が、対物業務から対人業務への方向に逆行するとして、強い反対姿勢を示した。【ライター 設楽幸雄】
厚生労働省は、かかりつけ薬剤師・薬局の推進に関する課題として、▽薬剤情報提供・服薬指導・薬歴作成の平均所要時間は、多剤調剤時(6種類以上)に長い▽かかりつけ薬剤師指導料の届出をしない理由は、「24時間電話相談が困難」との回答が多かった▽かかりつけ薬剤師以外が指導料算定患者に対応する場合が61.8%あり、薬歴で申し送り事項を共有したり服薬指導結果をかかりつけ薬剤師に報告したりするなどの体制を取っている薬局が多い-などを挙げた。
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