厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部は3日、軽症者を対象とした新型コロナウイルス感染症治療薬の治験について、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に宛てて事務連絡を出した。国内で軽症者を対象に実施されている代表的な治験を事務連絡で紹介し、治験の流れと注意事項をまとめた別添のリーフレットにより治験の案内等へ活用するよう、周知を求めている。【齋藤栄子】
軽症者を対象とした新型コロナウイルス感染症の治療薬としては現在、注射剤(販売名:ロナプリーブ点滴静注セット)が承認されているが、自宅等で簡便に使用できる経口薬等については承認されておらず、自宅療養者等の治療選択肢が限られている。このような経口薬等については、実用化を目指して国内でも治験が実施されている段階で、患者自身が希望し、治験の参加条件に適合すれば、治験に参加が可能となる。
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