東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第59回)が20日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新規陽性者数の7日間平均が過去最多を更新したことを指摘。「医療提供体制は深刻な機能不全に陥っており、現状の新規陽性者数が継続するだけでも、救える命が救えない事態となる」と警鐘を鳴らしている。【新井哉】
コメント・意見では、入院患者数について、前回(11日時点)の3,667人から18日時点で3,815人と増加傾向にあることを指摘。「自宅療養中に容体が悪化した新型コロナウイルス感染症の患者の救急搬送入院受入れが困難になっている」「入院重点医療機関の多くが通常の救急患者の受入れを行う病院でもあり、緊急を要する怪我や病気の患者の救急搬送、受入れにも大きな支障が生じている」とし、「災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態が続いている」との見解を示している。
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