厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会は30日、英アストラゼネカ(AZ)製の新型コロナウイルスワクチンの公的接種の対象年齢を、原則として40歳以上とすることで合意した。これを受けて厚生労働省は省令改正などを行い、8月3日からの適用を目指す。【松村秀士】
同分科会はまた、接種を受ける人が他社製によるアレルギー反応などを考慮してAZ製を希望したり、他社製の流通がストップしたりする場合には、AZ製のワクチンの公的接種に、18歳から40歳未満の人も対象とすることも決めた。
AZ製の新型コロナワクチンについて、英国では接種対象年齢が40歳以上で、基礎疾患のない40歳未満の人は他の選択肢があれば、それを優先している。こうした諸外国で使用が推奨されている状況も参考に、分科会は日本国内での公的接種の対象年齢を決定した。ただ、国内外の今後の状況を踏まえ、必要があればその設定を改めて検討する。
■接種不適当、毛細血管漏出症候群の既往歴ある人も
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