厚生労働省健康局長は21日、各都道府県衛生主管部(局)などに宛てて、職域接種における新型コロナウイルスワクチンの廃棄に関する公表について通知を発出した。ワクチンの廃棄を行った企業名、廃棄量、廃棄の経緯・要因および再発防止策等の概要について、厚労省のホームページに原則公表するとしている。【齋藤栄子】
公表については、その事実を広く情報提供し、ワクチンの廃棄事案の再発を抑止し、円滑なワクチン接種を進めることを目的とするもの。
公表は、適正な保管温度からの逸脱や直前の接種取消、有効期限切れ等の理由により、ワクチンの接種ができなくなり、1回も接種せずにバイアル単位でワクチンを廃棄した場合に行う。なお、接種液に異物混入等の異常が見られた場合については、ワクチンメーカーに連絡の上、当該バイアルを廃棄せずに保管しておくこととし、公表の対象としない。
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