日本看護協会など関係3団体は、2022年度の診療報酬改定に関する要望書を厚生労働省に提出した。訪問看護ステーションの看護師らが患者の退院日に在宅に訪問して指導を行った場合に評価する「退院支援指導加算」(1回6,000円)について、長時間や複数回、複数の人数で訪問すれば増額することなどを求めている。【松村秀士】
要望書は、日看協と日本訪問看護財団、全国訪問看護事業協会が連名でまとめたもので、▽訪問看護ステーション(ST)と医療機関などの連携の強化▽訪問看護STによる在宅療養継続支援の強化▽ICTを活用した訪問看護の業務効率化の推進-が柱。
このうち、訪問看護STと医療機関の連携の強化について、退院直後の利用者に手厚く退院支援指導を行うことは円滑な在宅療養の開始だけでなく、医療機関への再入院や緊急入院の防止、入院医療費の抑制にもつながると指摘した。
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