厚生労働省はこのほど、「自然に健康になれる持続可能な食環境づくりの推進に向けた検討会」の報告書を公表した。活力ある持続可能な社会の実現に立ちはだかる主な栄養課題として、「食塩(ナトリウム)の過剰摂取」や「若年女性のやせ」・「妊娠前のやせ」を取り上げ、今後の取り組みの方向性などを示している。【新井哉】
報告書では、ナトリウムの過剰摂取に関して、「我が国を含む東アジアでは、ナトリウムの多量摂取が最大の食事因子となっている」と指摘。成人の非感染性疾患(NCDs)と傷害による死亡に対する主要な決定因子(単一の因子)を見た研究を挙げ、「食事因子としては食塩の過剰摂取が最も大きいことが示されている」と説明している。
(残り525字 / 全829字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】