厚生労働省は7日の中央社会保険医療協議会・総会に、新型コロナウイルス感染症による医療機関の患者数と収入の変化について報告。4月診療分は、前々年同月比で、レセプトの総件数が▲3.8%、総点数は+2.0%となった。3月と同様で、コロナ感染拡大前の状況に比べて、件数は戻り切っていないが、点数は増加の状況が続いている。【ライター 設楽幸雄】
レセプト総件数の前々年同月比は、3月▲3.8%、4月▲3.8%で、依然として、コロナ感染拡大前の状況には戻っていない。
3月は、前年同月比では+5.9%となっており、感染拡大第1波で落ち込んだ2020年3月からは大きく増加した。それでも、前々年同月比ではマイナスとなった。
厚労省は、4月の前年同月比を示さなかったが、20年4月は▲18.4%と大幅な落ち込みだった。その数値に近い水準のプラスになっているとみられるが、前々年同月比ではマイナスが続いていることになる。
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