厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課は22日、「適切なケアマネジメント手法」の手引きを公表し、活用を求める事務連絡を各都道府県などに宛てて出した。各職域で培われた共通化できる知見を体系化することで、一定以上の水準のケアマネジメントを提供できるようになることが狙い。【齋藤栄子】
手引きでは、「適切なケアマネジメント手法」を作成した理由について、介護支援専門員の数が増えたことに伴いケアマネジメントの質のばらつきが大きくなっているとの指摘があることから、さまざまな領域の専門職と円滑に連携できるようにする基本的な知識が必要だと手引きで解説している。
「適切なケアマネジメント手法」が目指すのは、どの介護支援専門員が担当しても、これを土台とすることで仮説を持って情報収集・分析できることであり、決してケアプランの標準化ではないと記している。また、他の職種と連携する際の「共通言語」としての活用を求めている。
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