中央社会保険医療協議会・総会は23日、薬事承認された再生医療等製品2品目の保険収載について、悪性神経膠腫を適応症とする第一三共の「デリタクト注」は薬価基準に、角膜上皮幹細胞疲弊症を適応症とするジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの「オキュラル」は材料価格基準に、それぞれ収載することで審議することを了承した。【ライター 設楽幸雄】
デリタクト注は、遺伝子組換え単純ヘルペスウイルス1型で、悪性神経膠腫の患者の腫瘍内に投与すると、▽腫瘍細胞内で選択的に複製され、複製の過程で感染細胞を破壊して殺細胞効果を示す▽腫瘍反応性T細胞の誘導により抗腫瘍免疫効果を示すことで、悪性神経膠腫患者の生命予後を改善する-と期待されている。
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