日本医療機能評価機構はこのほど、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の「共有すべき事例」を公表した。骨粗鬆症の治療のためビスホスホネート製剤を服用している患者に、同じ治療目的で注射薬のヒト副甲状腺ホルモン製剤が処方された、「同効薬の重複」の事例を取り上げている。【新井哉】
「共有すべき事例」によると、ベネット錠75mgを継続して服用している患者にテリボン皮下注28.2μgオートインジェクターが処方された。治療ガイドラインを確認したところ、テリパラチドとビスホスホネートの併用効果はみられていないとの記載があるため、処方医に情報提供。その結果、ベネット錠75mgが削除になった。
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