日本看護協会は4日、「新型コロナウイルス感染症にかかるワクチン接種業務への就業協力のお願い」について公表した。都道府県ナースセンターでワクチン接種業務への就業希望者として登録を行い、必要なワクチン接種研修を受講し、7月末までに新たにワクチン接種業務に従事した看護職に、就業支援のための就業準備金として一人1回限りで3万円が給付されるなどとしている。【齋藤栄子】
給付の概要は、(1)都道府県ナースセンターに求職登録をする(2)ワクチン接種研修を受講する(3)ワクチン接種業務への求職活動を行う。都道府県ナースセンターから就業あっせんを受けることができる(4)ワクチン接種業務へ就業を開始する。7月31日までに新たに就業を開始した場合が就業準備金の支給対象となる(5)申請書に必要事項を記入し「就業条件がわかる情報」を添付して、事務局に郵送する。申請期限は10月31日消印有効で、約1-2カ月後に就業準備金が振り込まれる。
「新型コロナウイルス感染症にかかるワクチン接種人材確保業務Q&A」(4日現在)で、▽ワクチン接種業務に従事すれば集団接種会場ではない医療機関での接種業務も対象▽5月21日以降、7月末までに新たにワクチン接種業務に雇用された人が対象▽すでに接種業務に従事していても、現在従事している接種業務が終了し、他の支給要件を満たした上で期間内に新たに従事した場合は対象となる▽対象となるのは「打ち手」として就業した場合に限らず、業務内容を限定しない-など、9つの問いに答えた。今後、問い合わせを受けた意見をQ&Aへ反映させる予定。
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