勤務時間の長い医師の労働時間の短縮や健康確保措置の義務化などを定めた改正医療法などが21日、参院本会議で可決、成立した。「外来機能報告制度」の創設や、地域医療構想の実現に向けた医療機関の取り組みへの支援も盛り込まれている。【松村秀士】
改正医療法の内容は、▽長時間労働の医師の労働時間短縮および健康確保のための措置の整備(医師の働き方改革)▽新興感染症の感染拡大時における医療提供体制の確保に関する事項の医療計画への位置付け▽外来医療の機能の明確化・連携-の3つ。
このうち、医師の働き方改革では、勤務医の時間外労働規制が2024年度から適用される。一般の勤務医の時間外労働の上限を年960時間とし、これとは別に、地域医療の確保のために暫定的に定める特例水準として上限を年1,860時間などとする制限のルール。
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