厚生労働省は6日、第33回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。関西圏の感染状況については、「大阪、兵庫を中心に、医療提供体制や公衆衛生体制の非常に厳しい状況が継続」と指摘。「救急搬送の困難事例も増え、一般医療を制限せざるを得ない危機的な状況が続いている」との見解を示している。【新井哉】
厚労省によると、4月28日時点の全国の入院者数は1万3,089人で、1週間前と比べて1,810人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は40.0%(1週間前は35.3%)で、都道府県別では、大阪(81.0%)が最も高く、以下は、和歌山(78.8%)、兵庫(78.3%)、奈良(74.0%)、沖縄(73.1%)、滋賀(65.6%)、石川(63.1%)、徳島(62.9%)、福井(61.6%)などの順だった。
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