費用対効果評価による価格調整を受けたノバルティスファーマとグラクソ・スミスクラインが加盟するEFPIA(欧州製薬団体連合会)は20日、両社の事例に関して「臨床的観点が十分に考慮されていない印象」があるとし、「費用対効果評価の分析枠組みに臨床的観点を反映させる」ことなど、4項目の提言をまとめた。【ライター 設楽幸雄】
費用対効果評価で価格調整まで行われたのは、4.3%引き下げの「キムリア」(ノバルティスファーマ)と、0.5%引き下げの「テリルジー」(グラクソ・スミスクライン)の2品目。
EFPIAは、これらの費用対効果評価の結果に対し、「医療の実態を反映する上で不可欠な臨床的観点が十分に考慮されていないとの印象を受けた」との見方を示した。
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