厚生労働省は26日、第33回介護福祉士国家試験の結果を発表した。合格者数は、前回と比べて1,230人増加の5万9,975人だった。今回から、養成施設ごとの合格率なども公表している。また、経済連携協定(EPA)に基づき来日した介護福祉士候補者の合格者数は103人増え、440人だった。【吉木ちひろ】
1月31日に筆記、3月7日に実技の形式で行われた33回目の試験は8万4,483人が受験し、5万9,975人が合格した。合格率は、1.1ポイント増の71.0%だった。
受験資格別の合格者は、介護福祉士養成施設が4,766人(合格率72.9%)、社会福祉施設(老人福祉施設や障害者福祉施設など)の介護職員等が3万7,155人(同71.2%)、訪問介護員等が8,271人(同72.7%)などだった。年齢区分別では、「41-50歳」が前回同様最も多く、1万5,735人(合格者数に占める割合26.2%)で、「21-30歳」が1万5,379人(同25.7%)でこれに続いた。
なお、今回から、介護福祉士養成施設の教育の質を向上させるための取り組みの一環として、養成施設ごとの受験者数・合格者数・合格率を、新卒・既卒ごと、日本人受験者・留学生受験者ごと、それぞれについて公表している。
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