日本薬剤師会は6日、臨時総会を開催し、2021年度事業計画などを決めた。山本信夫会長は会長演述で、中間年薬価改定を「骨太方針に照らしても到底納得できるものでない」と改めて批判。さらに、コロナ対応の調剤報酬措置があった中でも、患者数の減少などが薬局経営に大きな影響を与えているとし、22年度診療報酬改定に向け、「技術料の引き下げが行われないよう、対策を講じる」との考えを示した。【ライター 設楽幸雄】
山本会長は、中間年薬価改定については、コロナ禍で、三師会に加えて、製薬団体や医薬品卸売業団体が連携して中止を求めた中で、「平均乖離率を大幅に下回る乖離率5%の医薬品までを改定の対象とする大規模な薬価改定」とし、「薬剤費の占める割合が大きい薬局の経営に甚大な影響を与えるもの」と指摘。「骨太方針に照らしても、到底納得できるものではない」と批判した
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