厚生労働省は9日、抗真菌剤イトラコナゾール錠に睡眠導入剤が混入した製品を出荷し、2月1日時点で死亡2例を含む221人の健康被害の報告があったジェネリック医薬品メーカーの小林化工株式会社(福井県あわら市)に対し、福井県が過去最長の116日間の業務停止命令を出したと発表した。【ライター 設楽幸雄】
睡眠導入剤が混入したのは、イトラコナゾール錠50「MEEK」の1ロット(100錠包装929箱)で、39都道府県の237の医療機関と薬局に納入していた。
2020年12月4日に発覚して回収に着手し、該当のロットを処方・調剤された344人に対しては直ちに服用中止の連絡をした。うち20人は服用していないことが確認された。
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