厚生労働省は13日、第21回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価などを公表した。急速に感染者数が増加している自治体では、入院調整が困難となったり、高齢者施設などの中で入院を待機せざるを得ない例も増えてきたりしていることを指摘。「新型コロナの診療と通常の医療との両立が困難な状況が拡大しつつあり、新規感染者数の増加に伴い、通常であれば受診できる医療を受けることができない事態も生じ始めている」と説明している。【新井哉】
厚労省によると、6日時点の全国の入院者数は1万3,082人で、1週間前と比べて1,497人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は47.3%で、都道府県別では、東京(78.1%)が最も高く、以下は、兵庫(70.1%)、滋賀(同)、大阪(66.2%)、福岡(65.3%)、埼玉(65.2%)、広島(64.9%)、奈良(63.2%)、愛知(58.9%)などの順だった。
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