東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第25回)が24日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「入院患者数は2,000人を超える非常に高い水準まで増加しており、医療提供体制が逼迫している」と指摘。現在の新規陽性者数の増加比(約120%)が1週間継続した場合、「年末年始に休日体制となる医療機関の許容範囲を超え、医療提供体制の深刻な機能不全や、保健所業務への大きな支障の発生が予想される」としている。【新井哉】
コメント・意見では、23日時点の入院患者数について、前回(16日時点)の1,960人から2,103人になったと説明。新型コロナウイルス感染症患者のための病床を確保するため、医療機関は通常の医療を行っている病床を新型コロナウイルス感染症患者用に転用していることにも触れ、「入院患者の引き続く増加傾向に伴う病床の転用や人員の配転等により、新型コロナウイルス感染症患者のための医療と、通常の医療との両立に支障が生じている」と指摘している。
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