厚生労働省は22日、医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会の「議論の整理」を公表した。医行為に当たる業務のタスク・シフト/シェアについては、「医師の指示の下で行われることを前提として、医療の質や安全性を担保しながら、推進していくことが重要である」と記載。具体的な推進の方策として、医師からのタスク・シフト/シェアを特に期待されている看護師からその他の職種へのタスク・シフト/シェアも行うなど、「担当職種の見直しを図ることにより一連の業務の効率化を促すことが重要である」としている。【新井哉】
「議論の整理」では、タスク・シフト/シェアを進めるためには、「意識」「技術」「余力」の3つの課題への対応が必要との見解を提示。例えば、「意識」については、医療従事者全体の制度面への理解や社会への啓発が足りないためタスク・シフト/シェアが進まないといった指摘があったことに触れ、「まずはこの改革から取り組む必要がある」としている。
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