厚生労働省は、14日に開かれた「医師の働き方改革の推進に関する検討会」(第11回)の会合で、追加的健康確保措置の義務化・履行確保に係る枠組みなどを盛り込んだ、中間とりまとめ案を示した。議論の結果、この案は座長が預かることとなり、文言を修正したものを、社会保障審議会医療部会で議論する予定で、今後、関連法令の改正などが行われる見通し。【新井哉】
中間とりまとめ案では、追加的健康確保措置の履行確保の枠組みを整理している。検討の視点として、▽各措置の対象者を適切に特定できるか▽確実に各措置が実施できるような責任体制になっているか▽措置の実施状況に対するチェック機能が確実に働く仕組みとなっているか▽履行が不十分な場合に、改善が図られるような仕組みとなっているか▽各医療機関及び都道府県が実務を遂行することができるのか▽医療行政と労働基準行政との間で情報共有が適切に行われるような仕組みになっているか-の6点を挙げている。
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