厚生労働省は10日、第17回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価などを公表した。入院者数、重症者数の増加が続いており、医療提供体制・公衆衛生体制への負荷が増大していることや、死亡者数が増加していることを取り上げているほか、「認知症や透析の必要がある方など入院調整に困難をきたす事例もあり、予定された手術や救急の受入等の制限、病床を確保するための転院などの事例も見られている」と指摘している。【新井哉】
厚労省によると、2日時点の全国の入院者数は8,488人で、1週間前と比べて662人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は33.1%で、都道府県別では、兵庫(65.4%)が最も多く、以下は、大阪(55.8%)、北海道(51.6%)、埼玉(48.7%)、沖縄(47.4%)、愛知(42.6%)、東京(42.5%)などの順だった。
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