厚生労働省は3日、第16回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価などを公表した。入院者数、重症者数の増加が続いていることを取り上げ、「医療提供体制及び公衆衛生体制への負荷が増大・継続している」と指摘。「死亡者数も増加している。重症者数は、新規感染者の動きから遅れる傾向があり、新規感染者の増加傾向が鈍化しても重症者数の増加がしばらく続き、医療提供体制に重大な影響が生じるおそれがある」としている。【新井哉】
厚労省によると、11月25日時点の全国の入院者数は7,826人で、1週間前と比べて1,875人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は28.9%で、都道府県別では、兵庫(68.3%)が最も高く、以下は、大阪(54.6%)、北海道(47.7%)、埼玉(43.9%)、愛知(43.3%)、沖縄(41.6%)、東京(40.3%)などの順だった。
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